#026 閉じた目を描く
今日の一枚
考えてもみれば、今までまともに閉じた目を描いたことがなかった。
絵を描くといえば必ず、目をぱっちりと開けた顔だった。
それはおそらく今までキャラクターを描くこと、
イコール目だったからだと思う。
髪や輪郭をまともに描くことができなかった僕にとって、
キャラクターの個性を表せる場所は目しかなかった。
それを閉じさせるなんてとんでもない。
閉じた目を描くことから無意識に逃げていた。
表情を描く上で閉じた目を描けるかどうかは非常に重要となる。
僕が表情を上手く描けない理由のひとつがこれだと思う。
今回はそれを改めていきたい。
閉じた目の位置
閉じた目を描かなかった理由のひとつに、
どこに描いていいのか分からないという問題があった。
Wikipediaによれば、
目をつぶるときに動く瞼は上下どちらかだけで、
哺乳類は基本的に目を閉じるときは上瞼が開閉するらしい。
つまり絵を描く上でも、
閉じた目の位置は下瞼の位置に合わせればいいわけだ。
閉じた目の形
閉じた目の形についても考える。
ただ下瞼の位置にそって弧を描くだけでは味気ない。
これは目頭を少し下げるだけでぐっと雰囲気がよくなる。
少し描き込んでみる
まつ毛をデフォルメして黒塗りし、
女性であれば更に長いまつ毛を強調させる。
結構それっぽくなった。
閉じた目の形について考える
全てのキャラがただ緩やかな弧を描いているのではつまらない。
開いている目ほどではないが閉じている目にも個性が表せるはずだ。
上瞼の形に合わせて閉じた目の形を変えてみる。
通常
つり系
たれ系
実際の目との差
目を閉じたときの目頭と目尻の位置がズレることに違和感がある。
しかしこれについてはデフォルメされた絵の表現として
実際よりも目を大きく描いているので仕方ない。
まばたきさせてみる
アニメーションgifでまばたきさせてみる。
GIFアニメの作成には以下のサイトを利用した。