#025 いろいろな塗り方を試したい 02 - 顔と髪[FireAlpaca1.1.15]
注意 [追記:2015/03/30]
FireAlpacaではクリッピングが使えます。
この方法はそれを知らないときに使っていたものなので
普通はクリッピングレイヤを使います。
「色塗りの前に」で書いている選択範囲を使う方法は
面倒な上に一般的ではありません。
pixivの講座から学ぶ
ちょろっとググってみたけれど、
案外色塗りの仕方って検索に引っかからない。
とりあえず面白そうな塗り方、分かりやすい塗り方を見つけたら
それを参考にしながらやってみたいと思う。
今回はpixivの講座から。
顔、髪の毛と目は別に考えることする。
服や背景についてはおそらくまた違った塗り方が必要になると思うので、
今は置いておくことにする。
色塗りの前に
色を塗る際には、下塗りの塗り分けを上手く活用することで
はみ出しをほとんど気にせず塗ることができる。
下塗りがいい加減だとここで面倒なことになる。
選択範囲を作る
下塗りのレイヤから選択範囲を作ることで、
そこ以外の場所に間違って色を付けないようにできる。
- 下塗りのレイヤを選択する
- メニューの「選択範囲」から「レイヤーを元に作成 / 不透明度」を選択
顔を塗る
今回参考にしたpixivの講座。
【メイキング】「肌の塗り方講座」イラスト/refeia [pixiv]
本だともっと詳しく解説されているらしい・・・。
今回はこれだけで分かる範囲でやっていく。
顔と髪は同じ方法で塗ってみる。
髪の塗り方講座があるくらいだから、
本当はこれも分けて考えたほうがいいのかもしれない。
前回から下塗りは終わっているので、
実際の着色から始めていく。
また、講座では少ないレイヤで描いているが、
1つ1つ分けておくことにする。
各段階で明示していないが全てレイヤは別にしてある。
凹みに色を入れる。
全体的にみて凹んでいそうな場所、
間違いなく陰になりそうな場所に大まかに色を入れる。
選択範囲があればはみ出しても問題ないので大胆に
大きな水彩ブラシでガッツリと塗る。20ptとか40ptとか大きめでいい。
ある程度決まったらぼかしブラシで境界をぼかしていく。
ぼかしも80ptくらいで大胆にいく。
凸部の片側に色を入れる
これが正直よく分からなかった。
そんな凸ってるところって鼻と唇くらいじゃね?と。
でも例えば顔を球体として捉えれば、
顔に半分は凸の片側と考えることができる。
そんなノリで色を入れてみた。
同様にぼかしを入れる。
特にせまいスキマに濃い色をいれる
せまいスキマ、影が濃くなりそうな場所に色を入れる。
同様にぼかしを入れる。
ハイライト
シルキーとグロッシーの2つに分けてハイライトを入れる。
シルキーとは「すべすべした光沢」。
グロッシーとは「つやつやした光沢」。
シルキーはエアブラシとぼかしを駆使して
光の当たりそうな場所を広く塗る。
グロッシーはシルキーでぼやっと色をつけた中でも
一番光りそうな場所を点、もしくはラインで塗る。
ある程度はっきりするように、細目(10pt)の水彩ブラシで
線を引いて、軽くぼかしをいれてみた。
ここまで
髪を塗る
髪も顔と同様の手順で塗っていく。
顔の色が頭部に はみ出しているので、
まずは髪の下塗りレイヤを複製して顔レイヤの上に持ってくる。
あとは同じ手順で、凹み、凸部の片側、濃い影、
ハイライトの順に色を付けていく。
目を塗る
目は別の講座を参考にした。
目の塗り方は人によってかなり個性がでるので特に面白い。
【メイキング】「SAIで簡単3分目イキング(´∀`)♪」イラスト/やますた。 [pixiv]
講座のペイントツールはSAIだが、
基本的なことはFireAlpacaでも同じようにできるはず。
白目の影を塗る
白目の影となる部分を薄目の紫で塗る。
瞳の周りに色を付ける
少し濃い目の色で瞳の周りに色を付ける。
キレイな弧が描けない場合は手ブレ補正を強めて調整する。
上半分くらいは塗りつぶす。
塗りつぶす際のラインは、
アオリ、フカンを考慮して目のラインに合わせる。
瞳孔を塗る
濃い目の色で瞳孔を塗る。
瞳孔の中心と前の工程で塗りつぶした上半分のラインが
揃うくらいにすると丁度良さそう。
瞳孔の中を塗る
瞳孔の中を瞳の周りと同じ色で塗る。
目の上側にグラデーションをかける
目の上側にエアブラシで少し濃い目の色でグラデーションをかける。
発光を入れる
少し明るめの色(白ではない)で丸を描く。
レイヤのブレンドを加算・発光に変更する。
ハイライト
白でハイライトを入れる。
目の上部にぼかしをいれる。
少し明るめの色で目の上部にぼかしをいれる。
色合いが気に入らなかったら
レイヤを選択してメニューのレイヤーから「色相」を選択。
色合いを微調整できる。
また、そもそもの色が気に入らない場合は、
前回と同じ方法(透明度の保護を使う)で色を変えることができる。
かんせいとはんせい
光の当たり方などは現状感覚たよりなので難しい。
線画がいい加減だったせいもあって、
色塗りもいい加減に済ませた部分が多かった。
それでもここまできちんと塗れたのは始めてだった。
色が塗れるとやっぱり楽しい。
これからも線画が上手くいったら色をつけながら
練習を重ねていければと思う。
有用な講座を公開してくださっていたお二人に感謝。