#006-2 正面顔のバランスに関するメモ
§ 正面顔を描く際の個人的なバランス考察
正面顔について「ヒロマサのお絵かき講座」本を読んで
何度か色々なパターンで描いてみた上で個人的なバランスを探ってみた。
そのメモ。

【マンガ】 ヒロマサのお絵かき講座<顔の描き方編> (廣済堂マンガ工房)
- 作者: うえだヒロマサ,廣済堂マンガ工房
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2014/07/01
- メディア: 単行本
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§ 目の中心ラインは中心より少し下
これは本にも描いてあることだが、
目の中心ラインは顔の中心よりも少し下に描く。
しかしこの少し下というのは曖昧で少々分かりにくい。
キャラによって目の開き具合なども変わってくるので一概にはいえないが、
自分なりの基準は持っておいたほうがいいはずだ。
少し下は大体「上まぶたが中心線に乗るくらい」がいいのではないかと思う。
本の描き方だと後から頭を盛るので中心に乗せてもいいかもしれない。
ただしその場合、全体的に目が上になるので
頭を盛る量が増えることを考慮しなければならない。
§ 耳の付け根は上まぶたと同じ位置
これは様々な解説サイトでも大体同じことが言われている。
忘れないようにする。
§ 頭を盛る量
これが一番よく分からなかったところ。
初めのうちは大きめに描いた方がバランスがとりやすい。
デフォルメキャラは大きめ、リアル系のキャラは小さめにするとよい。
本にはこんな感じのことが書かれているが、
この辺はおそらく絵柄や好みの問題でもあるので、
具体的な量は書いていない。
目安として目のサイズを使う方法も紹介されているが、
当然キャラ毎に変わってくるので判断がしにくい。
なんとなくで済ませてすまうと今まで描けなかった原因と同じく
中途半端な理解でモヤモヤを残してしまう。
そこでいくつかパターンを描いてみて、
自分なりのバランスの取り方を探ってみた。
頭を盛る量は基準となる円の形で決める
具体的には、初めの基準となる円が横長になるほど盛る量を増やす。
反対に顔が縦長になるほど盛る量を減らしていく。
これは本に書かれている
「デフォルトキャラは大きめ、リアル系のキャラは小さめ」
という部分に通じると思う。
正円に近い縦長の円の場合
この形の輪郭に合う基準の目の大きさから、
大体この目一個分くらい盛ると良い感じだと思う。
左が目1つ分くらい盛ったもの。
右が持っていないもの。
縦長の円の場合
縦長の場合は盛る量を減らす。
このくらいになってくると盛らなくても
そんなに違和感がなくなってくる。
同じく基準とする目の大きさ一つ分くらいなら、
盛った方がいいのかもしれない。これ以上やると頭でっかちにみえる。
横長の場合
これくらいのデフォルメになってくると、
かなり盛ってやらないとおかしなことになる。
極端に横長の場合
ここまでくると初めの円の高さと同じくらい盛らないと
顔のバランスが気持ち悪いことになる。
逆に言えば2倍くらいにもってやれば
顔がこんなに横長でもそれなりに可愛くみえる。
§ まとめ
基本は基準の目の大きさを決めて、それ1個分盛るといい感じ。
円が横長になるデフォルメキャラ、子供などは
少しずつ盛る量を増やしていく必要がある。
きっとこれからどんどん描いているうちに変化していくのだろうけど、
ナナメ横顔、フカン、アオリと考えていくのに
まずは正面顔のバランスを自分の中で確定させておきたかった。